強く、大きな私の想い...真剣 (Part 2)

45歳で大好きだったディスプレイの仕事をやめ、デザイン事務所を閉じ、カナダに移住して、もう13年目。
45歳にしてソーイングをはじめ、55歳にしてアブストラクトペインティングをはじめ、今またここで新しく挑戦したいものができました。それは、映像です。
今年トロント大学のシネマスタディを卒業予定の娘からすれば、何やらこの母親は映画のことを簡単に考えすぎている...と思われそうですが(多分そう思っています)。映画に関してはとてもこの娘にはかないませんが、一応クリエーターとして過去やってきた私にとっては映画というものの存在自体が面白いため、新たに自分で取り組むのに魅力あるものに思えてなりません。

来年60歳の声をきく私ですが、なぜか結構前から”60歳になったら、還暦祝いに何かしよう!”と思っていました。それはたぶん、移住という 「生まれ故郷を離れ、日本という国から出る」 ということに対する何かしらの私の持つ罪悪感からなのかもしれません。もしくは 「何かをこの時にしなくては」 という何かしらの私の持つ義務感からなのかもしれません。

先日、実はやるということを決心したとたんに、興奮したのか、我を忘れて先走ったことをしてしまいました。何人かの方々にはお世話をおかけしてしまい、本当に申し訳ありませんでした。この紙面をかりて、改めてお詫びいたします。そして、心から感謝しています。ありがとうございました。

空間ディスプレイのデザインをしていた時、私が最も大切に思っていたことは、人に対し喜びを与えられる空間や瞬間を作り上げていくことであって、私の名が世に出る事でもなければ、有名な誰かさんと一緒に仕事をすることでもありませんでした。不足している何かを満たそうとする欲望的なものではなく、人に幸せな時を捧げることで得られる私自身の喜びというようなものだと思います。私の内側にある、ほかの人では作ることのない、私以外の人には作り得ないものを表現し作り上げ、その結果、誰かの心が動くことがあれば、それでいいのだと。たぶん今もそれは変わっていません。

初めて映像を作ると決めて以来、ほとんど寝られないほど、心が落ち着きませんでした。考えることもやることもたくさんあって、いつでもいとも簡単に自分を見失ってしまいそうになりました。多くの人と関わることになる新たな取り組みを目の前にして、オロオロしていた私ですが、映画好きの娘から、厳しく厳しく厳しくご教授していただいてます。ここでも私はラッキーです。娘から母への忠告としてだけでなく、映画の世界を知る先輩としてもとても大切なことをたくさん教えられます。毎日学んでいることは、決してその科目の内容だけでなく、自分自身の中にある核となるものを見失わないための、または見失ってもちゃんと戻れるようになるための授業でもあります。

強く、大きな私の想いは、こうしてまた、日々 「強く、大きくなっていく」 と思いたいです。

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Profile

Author: tamami gavrilovic

エタラジスト
窓を装飾する人という意味の仏語
以前西武百貨店に店内装飾の担当者として勤務していた際に呼ばれていました。
カナダに移り住み12年。今も日々の生活を自分なりに魅力的に作っていく人生のエタラジストでありたいと思います。
Toronto市内のロフトに移って2年。最近は絵を描くことに夢中です。
Life is hard ではありますが、Life is wonderful でもあると信じています。

Instagram tamamigavrilovic

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