お知らせ

10月に予定されている、私の手作りバッグのブランド "tamami ko bag" の日本での催事のため、バッグ、小物制作に集中しますので、、暫くの間ブログはお休みさせていただきます。
もし、催事にご興味のある方は、こちらのコメント欄のほうで、お知らせください。追ってお返事させていただきます。
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Home Wedding...おウチで結婚式

前回の着物についての話から、日本にいる友人とメッセージを交換しあっているうちに、面白いかもしれない話題として私と主人の結婚式の話をしようと思いたちました。実は、私たちは「家」での結婚式、つまりホームウェディングだったのです。

豪華な結婚式をする必要は全くなかったし、私も主人も二人の結婚式のために多くの費用を費やすよりも、その後の生活のために蓄えたいということもあって、娘と三人で話し合い、内々の家族と最も親しい友人のみの小さな式を、我が家で挙げようということになりました。その上、自分たちで食事も作り、心からのおもてなしをしたいなどと、とんでもないことを考えてしまったため、想像以上に大変なセレモニーとなってしまったのです。私も主人も汗ダクダクになり、疲れ切ってしまった忘れようにも忘れられない一日となりました。

2006年5月20日。
この日は朝早くから、三人で台所に立ち、娘はサラダを、主人はチキンと野菜のローストを、私は春巻きやらミニコロッケやら、オードブルを作ることになっていて、あっちでもこっちでもアレがないコレがないと大騒ぎ。小さな集まりと言っても、15人分は必要です。
下準備に2時間ほどかけて、大体目途がついたところで、改めてあたりを見回すと、すでにキッチンのシンクの周りは引っ越し直後のような状態で、ゲストが来るのにこれじゃヤバイ!とばかりに一気に洗い、片付けながら、お料理もするというバタバタの三人。幸せなはずのこのスペシャルな日は、もうすでにとんでもないことになっていました。

私は新婦なんだけど...そんなこと言ってる時間なし。お化粧もする時間もなく、キッチンから4時間ほど出られません。やっとある程度目途が付き、やっと新婦らしい身支度を...と言っているところに神父様の到着。えっ、だってまだ1時間あるはず...
彼に会ってまずはご挨拶。その後、簡単に手順を説明しますと言われ、じ、時間があ...とオロオロ。あっ、私まだスッピン!化粧っけなし!それに、エプロンしたままだし...や、やばい!

やっと、解放され、二階に上がって着替えを始めます。主人は黒のタキシード。ほれぼれ!
私はというと、日本から持ってきた白い着物。ウェディング用として式の際には着たいと思っていたものです。少し裾にプラチナを散らした粋なデザインで、母からもらった思い出の着物。それにライトグリーンと薄いパープルのぼかしの入った帯を締め、パールの帯どめをし、髪を整え、簡単ですがお化粧も忘れずに。

そろそろゲストも集まり、いざ!新婦の入場です!というあらたまった演出もなかったのですが、前日に少しだけ飾った白い花が天井から下がり、白いクロスで覆われたテーブルが並び、グラスが置かれ、いつものこの家の風景とは変わって、ややスイートな装いの我が家をながめながら、階段を降りていきます。みんなの視線を感じながら、汗ダクダク...お化粧も剥げる。はあ、なんかもう地獄...
一応の目いっぱいの笑顔を作り、神父様の前で主人と二人向き合います。そして、ここでもまた、地獄を見ます。

映画でよくみるように、優しい笑顔の神父様が私たち二人を誓いの言葉まで促していきます。彼の言うことを繰り返し、誓いの言葉とします。もう、すでにこの時は感激で涙が止まらない状態となってしまった私。はい、ご想像通り、汗と涙でグショグショとなり、言葉もはっきりしないため、神父様に「Tamami, Say it again」もう一度言ってください、などと聞き返され、挙句の果てに、とんでもない所で「Yes!」などと言ってしまい、一同大笑い。私は緊張と、感激と、疲れとで、三重苦の状態真っただ中でした。

そして、指輪の交換を終え、「ここに二人を夫婦とする」と言われ、感激の誓いのキッス。二人がそれぞれ証明書にサインをし、皆から祝福の涙と拍手をいただき、映画以上に映画的なシーンを心に刻むことができました。

と、感無量になっている時間など、ありません。
即、また2階に上がって白い、けれど動きやすい洋服に着替え、皆に食事をお出しする時間。本来なら、ここで記念写真を撮る時間なのですが、とにかく今日は自分たちのことを考えている間はありません。乾杯用のシャンパンを用意し、お料理を出し、真っ白のクロスがかかったテーブルが少しずつ白い食器で一杯になってパーティーらしくなっていきます。

私も主人もそれぞれにとにかく美味しいものを美味しいうちにとお料理の出すタイミングなどにも気を使い、席に座ることすらほとんどできませんでした。娘は途中から撮影班となり常に動いています。そんな時、義妹の両親から、「家族なんだからもういいにしなさい。それよりもケーキカットの時間だよ」と言われ、それすら忘れていた自分達に思わず笑い、少し落ち着いて二人でナイフを入れ、美味しい、美しいケーキを皆でいただきました。わさわさとした中での大騒ぎな私たちの結婚式。多くの笑顔と涙のセレモニーでした。

ビッグハグをし、それぞれが温かい言葉を残して帰っていきます。「おめでとう!美味しい手料理とステキな時間をありがとう」と言われ、また、うれし泣き。どうも私は涙腺が弱く、すぐに涙が出てしまいます。こらえられないんです、もう。歳かなあ...
こうして私たちのホームウェディングは無事?終了しました。

後に残った山のような食器を目の前に、誰もしばらく動けませんでした。決して豪華なものではないけれど、この大切な人達に対し、心から喜んでもらえる時間を作れたならそれで十分です。主役は私でも、主人でもなく、私たちの結婚を祝ってくれる彼ら彼女らなのですから。暖かなWelcomeをしてくれた私の新しいFamilyです。いつも思いますが、私は本当にラッキーな人間です。
頑張って着た着物も、頑張ってしたお料理も、頑張ってしたけれど無駄になったお化粧さえも(?)、そのラッキーな私からの感謝の気持ちです。大変でも、思ったほどの効果的な演出ができなかったとしても、私たちの「想い」だけはたっぷり込めたつもりです。

とんでもない一日でした。
スペシャルな一日でした。

そして、もちろん最も感謝しなくてはいけないのは、やはり主人です。この日、最も緊張していたのは、大きな体で、汗ダクダクになって働いてくれた新郎。この男性が私の残りの人生のパートナーであることを、何よりも感謝した一日でした。

「想い」から始まったこの手作りのウェディングは、自分たちのスタイルを貫き、何が大切かを考え、大きな大きな愛情に包まれた、ある意味私にとってベストな方法のウェディングだったと思っています。二人だけの写真を撮る間もなかったことを除いては...えっ?ないの?






着物姿になる勇気...

小さい頃、母の着物姿が大好きでした...

最近、着物を着たいとすこしウズウズしています。

トロントでそれをするには私にはかなりの勇気が必要です。

今日、日本から来た友人が、黒っぽい紗の着物にベージュ系の帯という装いで現れ、

本当に素敵な時間を演出してくれました。

白い長襦袢を重ねた紗の涼感は、トロントでも美しい!

ああ、やっぱり着たい。

あんなふうにさりげなく着物を着こなせる生活は、今、私の一番の憧れです。


小さい頃、母の着物姿が大好きでした...本当にスペシャルでした。

慌しい生活の中で、いつのまにかそんな想いも忘れていましたが、

好きな事をしても許されるこの年齢になって、また、思い出しました。

目立つとか、注目されるとか、そういうのってイヤだなあと感じ、なかなか勇気が出ません。

でも、今日の彼女の着物姿を見て、背中を押されそうです。

「私の好きな生き方をしてるだけ」と思えばいい...


小さい頃、母の着物姿が大好きでした...恋しいです。

着物姿になる勇気が欲しいと願う、今日の私です。



ピンクの豹と英会話...Pink Panther

ちっとも上達しない私の英語力(若いうちに来ればよかったなどと言い訳してますが)ですが、 3年前にトロントのダウンタウンの中心に引っ越してきたことで、英語での生活が以前より身近になり、もっと会話が楽しめるようになりました。どれほど正しい英語で話せるかより、間違っているとしても、どれだけ人とコミュニケーションが取れるかのほうが大切だとわかってきました。主人はカナダ人なので、基本的には家の中でも英語を使って話します。娘と二人きりでいるときには日本語が多いのですが、最近は彼女も英語で話すほうが好ましくなってきた様子。
よしっ!私も真剣に学習しよう!

今現在の日本での英語教育がどうなっているのか知りませんが、経験からいくと、最初に必要な英語は「This is a pen.」ではないことだけははっきり言えます。それは娘がよく言うように、人とのコミュニケーションをとるために日本人に最も必要な英語は、「I want (to)...」だと私も感じているからです。

カフェで時々見かける日本人の姿に、<立ちっぱなし現象>があります。どうオーダーしていいのかわからないとしても、一言も言わずにただメニューボードを見て立っているだけ。お店の人と目も合わせません。やや悲しい感じです。
「Hi!」と声をかけられても...何も出てきません。
そこであなたは一言、「I want coffee!」とさえ言えば
「Okey, what kind of coffee do you want? with milk or sugar?」と聞いてきます。
「I want a small coffee with milk.」と欲しいものを伝え、後はお金を払って
「Thank you, have a nice day!」とお互いに言いあってこの場面は気持ちよく終了です。
ここで、「Can I ...」から始めるのかなあなどと考える必要はありません。

何も言わずに立っているだけでは相手を無視しているかのように思われ、お互いにイヤな想いをします。ほんのひとこと欲しいものを言えば、相手はそんなあなたを無視することは決してありません。どこへ行っても、だれと会っても、「What do you want?」と聞かれることが多く、そのたびに答えが必要です。わからない時には「Give me a second」とちゃんと時間が欲しいということをまずは伝えて会話を続けていきます。時々こちらが考え込んでいると、向こうからあれこれと単語を言って答えを促してくれることもあります。<何を欲しい、何をしたい、何になりたい>という自分の意思を伝えることは、コミュニケーションの始まりとしてとても大切なことです。

もう一つ、気になるのが、多くの日本人が言うボキャブラリーのなさ。そのために話せないと思っているように言う人が多いのですが、実際そうでしょうか?知っているボキャブラリーの中から、組みなおして違う言い方にトライすることはいくらでも可能です。決して難しい言葉を並べれば英語が上手と思われるわけでもありません。

24色のクレヨンがないと、自分の好きなものを描けないと信じ込んでいるようなもので、実は、たった1本のピンク色のクレヨンだけでもそれはできます。問題は24色で描くか、1色で描くかではなく、何が好きで、何を描きたいか、何を伝えたいのか、なのですから。ライオンや豹が好きなら、ピンクで描いてみればいいのです。ピンクの豹を描く前から、このピンクでは私の欲しいものを表現できないと思いこみ、それを理由にして始めないだけなのです。少ないボキャブラリーの中からでも、会話が始められるだけの言葉はきっと見つかるし、相手もそれをちゃんと理解しようとしてくれます。
カナダはイミグランツが多いため、世界中のいろんな国からやってくるアクセントの強い英語を話す人に慣れていて、人が人を理解しようとしてくれる、とても有難い国と言えます。

そして、これから英語で話したいと真剣に願っているあなたに...
シャイなのはある程度もちろんチャームとして認めますが、まずは、「I want(to)...」から語ってみてください。自分の意志をちゃんと人に伝えてみてください。自分の感想を正直に言ってみてください。人との大切な交流はそこから始まります。日本人特有の遠慮は不要です。「言ったら悪い」ではなく、「言わなきゃわからない」が方程式だと覚えておいてください。
恥ずかしいし、これを言ったら相手はどう思うだろう...などという心配をしても、そこから生まれてくるものは何もなく、それでは、いつまでたっても同じところにあなた自身がたたずむだけなのです・
日本で言う、<空気を読んで>とか<言葉にしなくてもわかる>とか、人に期待しているような言い方は、何か本来からはずれて、人とのかかわりにブレーキをかけてしまうように思えます。

まずは、I want ...と言ってみてください。
「I always want to talk to you!」と返してくれる人ばかりだから、安心して。
大切な出会いがあっても、自分の気持ちを言えないままでは、その出会いもただの出会いで終わってしまいます。多くの単語や言葉なんて知らなくてもコミュニケーションは始められると信じます。 ピンクのクレヨン1本で、あなたの好きなものを描いて、欲しいものを伝えてください。
Pink Panther(ピンクの豹) はちゃんとあなたの個性を表現し、何よりもそれを見て、人もあなたと語るようになるのです。



幸せなサポート

つい最近のこと、私の大好きなある人を応援し始めました。

カナダに住む日本人の私が、日本に住むある人をほんの少しだけサポートすることにしました。

それは、私がある日その人に感激したことから始まりました。

思わず送ってしまったメッセージに、「よろしくお願いします。」と返事が返ってきました。

そこからの行ったり来たりのメッセージ。 

と言ってもほとんど私が勝手に送っているという感じですが...笑

カナダに来て以来、以前から、時々ドネーションをしていたのですが

この援助のつもりのお金はいったいどこへ行くのだろうと

やや無駄に税金を使われている市民のような気分になることも多く

目的を持つ日本人のために直接何か援助のようなことは出来ないかと思っていました。

それは、私がラッキーにもこのカナダという国に住み

ラッキーにも愛する家族と共に生き

ラッキーにも自分の好きな事をして生きていける状況にある

という、なんとも幸せな立場となったことで

以前にも言ったように日本を去ったことに対する罪悪感が顔を出したのかもしれません。

もしくは、「必要以上の物はもういらない」という生活をしはじめ

周りをゆっくり眺める余裕ができたからかもしれません。

そんな時に出会ってしまった彼の才能。

その上、いろいろとみているうちに、

彼が「世界平和を祈って...」とコメントしたのを見つけ、私の心を動かしました。

これが、決定打となりました。

彼は才能だけでなく、正しい優しさを持つ人であることを知りました。

そして彼のその姿勢や存在自体がある意味多くの人の「希望」になり得るように感じたのです。

大袈裟に聞こえるかもしれませんが、私は本気でそう思っています。

「彼」は私が何かをすべき人のように思えました。

こうして私のとりあえずのほんの小さなサポートが始まった訳ですが、

例え小さくとも、私がやる限り、私だからこそできる方法をと考えました。

まだまだ拙い英語ですが、多少の会話はできますし、日本人気質を失いつつあるこの図々しさ。

「想い」が本物ならばきっと通じ、人の気持ちを動すことができると信じている単純さ。

思い立ったら即そのまま行動できるだけの、恥を知らない年齢。

これだけ揃えば、もう、大胆にあれこれ挑戦です。

こんなこと日本にいたら絶対しないと思うようなことをすでにいくつかしてしまいました。

そこから生まれたものが、ありがたい結果だったため、調子に乗ってしまいそうです。

今なら、何でも可能になるような気がします。強い「想い」さえあれば...

実際、始めたことで新たな出会いや関わりが生まれ、自分の世界がまた少し広がりました。

また、泣きそうになるほどの暖かな言葉のやり取りもあり(実際に泣いちゃう事あります)

私自身も彼や彼の家族から頂いているものが多いことにありがたさを感じています。

サポートというのは、「あげればいい」というものでなく、尊敬と愛情を持つことで

決して一方的なものではないことを実感しています。

人が人として関わるには、年齢や性別、国籍などに関係なく、

想いを持ち、愛情を示し、信頼し、

学びあえるような繋がりを作ることが大事であるように思えますし、そうありたいです。

今、毎日がより楽しめる生き方となり、ただただありがたいです。

私のラッキーはこうしてまた続いていく...I'm in luck!

Profile

Author: tamami gavrilovic

エタラジスト
窓を装飾する人という意味の仏語
以前西武百貨店に店内装飾の担当者として勤務していた際に呼ばれていました。
カナダに移り住み13年。今も日々の生活を自分なりに魅力的に作っていく人生のエタラジストでありたいと思います。
Toronto市内のロフトに移って3年。最近は絵を描くことに夢中です。
Life is hard ではありますが、Life is wonderful でもあると信じています。

Instagram tamamigavrilovic

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